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2025年7月の記事一覧

「Shot Navy Blue – 夢ドライブ」うちのチャンネルで一番JPOPらしい曲

Shot Navy Blue

出だしは「ツン!」ではなく「Ten」と言っています。

ten…、twenty…、Thirty…、
forty…!

数字の連呼から始まるこの曲は、まるでアクセルを踏み込み、一気にスピードを上げていく表現から始まります。
とはいえSunoにその事がわかるはずもなく、謎のエコーがかった囁きのオープニング。
キャラクターが指で「ツン」とするシーンからドライブが開始し… しかし!

今回はアートをどうしようかと初期段階から迷走気味に。

この動画を、HABATAKEの頃のように絵本や童話のような世界観で表現したいと考えていました。しかし、虹の美しい景色を車で駆け抜けるスピーディーな描写と、絵本風のキャラクターを両立させるのは想像以上に難しく、試行錯誤の結果、現在の映像のような形に落ち着きました。(もちろん、より洗練されたプロンプトや他の生成サービスを試せば、また違った結果になったかもしれません。)

そんな中で、画像も動画も過去最大の生成数となり、実際に使用できたのは全体の約3分の2ほど。抽象的な、キャラクターがただそこにいてエフェクトがあるだけのMVからはそろそろ卒業したいと常々思っているのですが、まとまった時間が取れないと、なかなか難しいのが現状です。

動画も失敗作がたんまりとあります!

制作過程ではたくさんの失敗作も生まれました。特に印象的だったのは、GensparkのMixture-of-Agents機能で画像から動画を生成しようとした際のこと。画像を入れ忘れた上にVeo3が使われてしまい、クレジットもろとも大爆死…という、Xでもご紹介した動画が爆誕してしまいました。

出来は良く、歌までついているのに、使い道がないというもったいない動画が生まれてしまったわけです。車で走るシーンは、失敗作でなくとも絵柄の統一感を出すのが難しかったのですが、登場人物のキャラクターを「思い描く夢の姿」と捉えていただけたら幸いです。どちらも夢のような描写ではありますけれどね(笑)

映像部分はまさに「踏んだり蹴ったり」でしたが、曲自体は中盤が特に良くできていると思っていて歌詞とメロディーがぴったりとマッチし、曲の魅力が引き出されたと思います。
ぜひ最後まで聴いてもらえたらうれしいです。

おまけ (実は2回やらかしている。)


歌詞提供で制作した「フェイルチェイン(FAIL CHAIN)」

フェイルチェイン-サムネイル

今作は、ゴシックなエレクトロやインダストリアル・シンセポップの影響を取り入れつつ、ダークな雰囲気のボーカロイド・ポップです。

ボカロで楽曲制作をしていた知人から歌詞の提供を受けて、今回の曲を作ることになりました。はじめは別の方に「歌詞を作ってみない?」と声をかけ、「作るりたい!」と快諾をもらっていたのですが、そのやりとりを見ていた知人が、先に歌詞を仕上げて提供してくれるという展開になりました。ダークなボカロ風に、というリクエストだったのですが、私自身はあまりボカロを聴く方ではないので、最終的にはSunoらしいノーマルな曲調に仕上がりになりました。_(._.)_
最初はボーカルは初音ミク的な機械音で作って、後で変更したのですが、サビの方で荒いというか少し名残が残ってしまっています。

本来お願いしていた方は、「全力で乙女の恋愛曲を書くよ!」と言っていたので、『HABATAKE~夏色パラドックス~』に続く、明るい雰囲気の曲になる予定でしたが、先に頂いたフェイルチェインの制作を開始し、今作が先という形に。 また曲のジャンルも変わったので、久しぶりに実写系の動画で制作。

個人的な感想ですが、実写の動画生成はアニメよりも作りやすいと感じています。しかし、未だに動画生成の方は元の画像を日本人の顔に設定しても、大きく動くシーンになると、海外の方の顔になってしまいますね。
ちなみに未来的描写で実写シーン作るのが好きです。

そんなこんなですが、普段の自分では絶対に使わないような歌詞の言い回しも多く、新鮮な気持ちで制作することができました!

次回からまたゆるふわ系の曲に戻ります。
予定ではあと4曲!


本当はこわ~いかもしれない、「アリスシンドローム」夏のホラーで表現したかった。

アリスシンドローム

不思議の国のアリス症候群って?

幼少期に経験しやすいそうです。

医者ではないので詳細は知りませんが、私は小学校時代に38度以上の高熱を出したときに夜寝ていると、歌詞の通りの現象が起きます。不思議な体験ができて楽しい!なんてことは微塵もなくて、幻覚が怖いわけでもなく、ただただ恐ろしい恐怖を感じるのです。

脳が死と向き合っているような、全力でそれを拒もうと足掻いているみたいな、でも何が怖いのか全く分からない状態。小学生では、その尋常じゃない恐怖に耐えられないので親のところに駆け込んでいくしかない。それでも収まりはしないので、無理やり寝ることでしか対処法がありませんでした。

朝に収まると、あれは何だったんだ?と、いつも通りに戻ります。

当時は原因不明。ドーナツみたいなものに入るCT検査も受けました。お手上げという感じでして、「不思議の国のアリス症候群」という言葉を初めて聞いたのは成人を過ぎてからでした。

あんまりホラーじゃないPOP要素とメタル要素の融合

不思議の国のアリス症候群=アリス症候群の体験を、夏のホラーっぽい曲に再現したかったのですが、歌詞が症状に忠実なので動画もホラー要素を抜いて「アリス要素」高めになりました。

演奏も、Sunoにその時の心境を頑張って音にしてもらって、サビ部分からはヘヴィーなサウンドに変化します。本当はBPMも上げたかったですが、ジャンルが違いすぎてしまうとインプレッションがもらえない、チャンネルが壊れる、というやつになるらしいので控えめに…。(YouTubeってめんどくさい。)

Extendでセクションごとに作っていくと間奏が入りやすく、この曲は3か所も間奏が入ってしまい5分の長尺に。エンディングは違う詞で締めくくるはずだったのですが、SunoのAI的にはブリッジの「抜け出せない 夏の幻」を歌い終えた時点で、この曲ここで終わりでしょ?という感じに、Extendを受け付けなくなってしまいました。

短い詩なら入れてくれたので、ラストがこれはもう蛇足じゃない?みたいな仕上がりに。うーん無念です。

映像はAnimonのサブスク終了前日だったので、画像、動画ともほぼフルでAnimonで作っています。最近は利用者が多いらしく、生成に時間がかかりますが、朝方はさすがに生成が早いです。オープニングだけ、Veo3とその動画の延長にHailuoを使いました。

現在Gensparkという検索型AIサービスを利用しているのですが、そのサービス内で各社の動画生成もクレジット消費で生成できるので、「あとでここだけ追加」、などの時にとても便利です。

余談

オープニングのアリスのいる杉林、歌詞の「cedar tree」、あれは実家の周りの杉の木のことで、実家と言えば杉林というほど印象に残っていました。


これまでよりだいぶ振り切って作った「夏色パラドックス」さりげなく制作一周年の曲。

夏色パラドクス

思いっきり夏と恋愛がテーマのトロピカルな曲。

聴いて楽しい曲を目指して

今回は「聴いて楽しく」をテーマに、キャッチーで親しみやすい楽曲作りを心がけようと思い、サビでは、同じフレーズを繰り返すことで耳に残りやすい構成を意識しています。一度聴いたら頭から離れない、そんな中毒性のある曲が作りたい!

歌詞はこれまでになかった方向で、思い切り振り切って作りました。
さらに、これまで恋愛を歌った曲は「18&19」という曲しかなかったので、これが二作目になります。
※過去作の「水の頁」と「Distance」は恋愛を想起させるかもしれませんが、実際には異なるテーマを扱っています。

映像制作のほうでは

前作同様にフレーズごとにシーンを順番にっていくやり方を継続しています。ただし今回は、一つの連続したストーリーではなく、「潮のひみつ」= セレヌスに出てくるような架空の生き物たちが、夏の海を楽しむ人々の知らないところで密かに何かを楽しんでいる。という演出になっています。動画に特定の主人公はいません。

映像は、Animon生成の低解像度の制約を補うために、動画の中のさらにモニターの中の映像、という方法で小さく表示することで解像度の粗さを減らしています。

今回、Sunoのさわやかな演奏がお気に入りで、ベースのメロディーラインがとてもお気に入り。
低音がよく聞こえる環境で聴いてほしいです。
ついでに、タイトルで触れている通り、初めてSunoを利用し始めて丁度一周年目の曲となりました。

最初に浮かべた世界観のイメージ画


制作の過程を変えた新作「水の頁」作風変更から4作目を公開!一枚絵から誕生。

水の頁

7月1日に新曲「水の頁」をアップ

これまでの制作フローと、見えない壁

今回は作風ではなく、制作方法そのものをこれまでのやり方から大きく変えて制作してみました。

これまでは、まず歌詞を書いてSunoで曲にし、歌詞をいじったりスタイルを変えたりしつつ、気に入ったものをUdioでリミックスし、ボーカルを入れ替え、演奏自体はReaperで混ぜたりいじったりしていました。(Synthesizer Vは初期の頃から一切使わなくなってしまいました。)

その段階で、画像を大量に用意していきます。動画にするのも、シーンは後で編集するつもりで適当に生成しておきます。しかし、作業は平日は仕事に追われる身(いわゆる社畜)、とぎれとぎれになってしまいます。そうしているうちに、絵柄も変わったり、「やっぱりこっちにしよう!」と、シーンを変えたり生成サービス自体を変えたりで、いつもまとまりがありませんでした。どうしてもこれを何とかしたかった。

「一枚の絵」からすべてを始める

いつも歌詞の書き始めでものすごく時間がかかる。そこで今回は、まず頭の中でまだ靄っとしているテーマから情景を想像し、それをそのまま画像生成のプロンプトに入力。出来上がった一枚絵イラストを参考に一気に歌詞を書くやり方に変更しました。歌詞が浮かばない時はまずそのイラストの風景を文字にしていく。作文だって最初の数行を書きはじめてしまえば、ペンが進む!のブーストバージョンです。言い回しがどうしても浮かばなかったら、AIに流してしまって比喩表現の案を出してもらうのが手っ取り早いですが、多用すると自分で作った感がなくなりますし、丸投げするともう他人の作った曲と変わらないので最後の手段です。

そこからの曲完成までの過程は変わらないのですが、動画の作り方も変更しました。あらかじめ画像を作っておくというやり方をやめ、曲に合わせて1シーンずつ画像生成→動画生成、また次のフレーズで画像生成→動画生成で連続して作っていくやり方に変更しました。

映像を曲に合わせる

当初、YouTubeは自分の曲を公開できる場として利用し始めたに過ぎず、初期の動画はあくまで静止画よりはいいくらいの「おまけ」程度の意識でした。プロのアーティストだって、歌と直接関係ないイメージ映像をMVに使うし、と細部にあまりこだわらず。

しかし、今回の新しい制作フローを試した結果、出来上がった作品はかなり曲をわかりやすくしてくれました。音と映像が互いに意味を補い合ってくれる。フレーズに沿って作ったシーンは、曲の解像度を上げて、雰囲気にも合う仕上がりになったのではないでしょうか。
今後は生成結果にも妥協せず、完成度を高めて行けるように自身のスキルアップと、目を肥やすことにも注力していきたいです。

というわけで!是非「水の頁」耳と目を傾けていただけたら嬉しいです。

原案の画像です。