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AI生成スラッシュメタル「DEMONIC REIGN」公開!作り方・ジャンル解説【Riffusion】

こんにちは、MEVIUSです。

今回は、私のYouTubeチャンネルで公開した34本目のオリジナル楽曲「DEMONIC REIGN」についてご紹介します!この曲は、自作の歌詞AI音楽生成ツール(Suno AIではなく、Riffusion)を駆使して制作したスラッシュメタルナンバーです。AIを使った音楽制作のプロセスや、スラッシュメタルというジャンルについても詳しく解説していきます。

▼完成した楽曲「DEMONIC REIGN」はこちら!
DEMONIC REIGN – AI Generated Thrash Metal

DEMONIC REIGN – AI生成によるスラッシュメタル楽曲

今回挑戦したのは、80年代から90年代初頭にかけて全盛期を迎えた、スピード感あふれる攻撃的なメタル「スラッシュメタル」です。自作の歌詞の世界観を、AIの力を借りてどのように表現できるか試行錯誤しました。特にリフの質感や疾走感を重視して制作を進めました。

スラッシュメタルとは?歴史・特徴・代表バンドを解説

「スラッシュメタルって何?」という方のために、この魅力的なジャンルについて解説します。

スラッシュメタル(Thrash Metal)は、1980年代初頭に米国西海岸(特にサンフランシスコ・ベイエリア)を中心に誕生したヘヴィメタルのサブジャンルです。「Thrash」=「激しく打つ」という名の通り、非常にアグレッシブなサウンドが特徴です。

ルーツと影響

  • NWOBHM(ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィメタル):アイアン・メイデン、モーターヘッドなど
  • ハードコア・パンク:ブラック・フラッグ、ディスチャージ、デッド・ケネディーズなど

これらのジャンル、特にパンクの持つスピード感、攻撃性、反骨精神を取り込み、従来のヘヴィメタルをより速く、過激に進化させました。

音楽的な特徴

  • 高速なテンポと16ビートのドラム(ツーバス連打も多用)
  • 低音弦のパームミュートを多用したザクザク刻むギターリフ
  • 複雑な曲展開と転調
  • テクニカルで速弾きのギターソロ
  • シャウトやグロウルに近い咆哮系ボーカル

代表的なバンド(BIG4など)

  • メタリカ (Metallica)
  • メガデス (Megadeth)
  • アンスラックス (Anthrax)
  • スレイヤー (Slayer)

特にスレイヤーは、その中でも群を抜く過激さ、スピード、不協和音でスラッシュメタルをさらにエクストリームな領域へと押し上げました。1986年のアルバム「Reign in Blood」は、わずか29分に凝縮された暴力的なまでのスピードと攻撃性で、スラッシュメタルの金字塔として今なお語り継がれています。

派生ジャンル

  • クロスオーバー・スラッシュ: ハードコア・パンク色を強めたスタイル(D.R.I., S.O.D., Municipal Wasteなど)
  • 後のデスメタルブラックメタルへの影響も大きい。

日本のスラッシュメタルシーンの現状と課題

日本国内に目を向けると、80年代後半から90年代初頭にかけ、UNITED、AION、DOOM、SACRIFICE、OUTRAGE、ANTHEMといったバンドが活躍しました。特にUNITEDは日本のスラッシュメタルシーンの先駆者と言えるでしょう。余談、Xjapanも初期はスラッシュメタルです。

しかし、残念ながら現在の日本において、スラッシュメタルは一般的な音楽ジャンルとは言えません。その背景には、以下のような要因が考えられます。

  • 音楽性の過激さ: 一般リスナーには敷居が高い。
  • メディア露出の少なさ: テレビやラジオで取り上げられる機会が稀。
  • ライブハウス文化の変化: メタル専門の箱が減少傾向。
  • 若年層の嗜好の変化: EDM、ヒップホップ、K-POPなどへの関心。
  • アイドル文化との対極性: 音楽的にも視覚的にも相性が悪い。

それでも、LOUDNESS、ANTHEM、UNITED、OUTRAGE、SEX MACHINEGUNSといったベテラン勢は今も活動を続け、新世代バンドも登場しています。海外バンドの来日公演も根強い人気があり、コアなファン層は確実に存在しています。この「DEMONIC REIGN」が、ほんの少しだけでも何かのきっかけになったり…したらいいな?

スラッシュメタルの歌詞 DEMONIC REIGNに込めたメッセージ

スラッシュメタルの魅力はサウンドだけではありません。歌詞には社会風刺、戦争批判、政治腐敗への怒り、権力への抵抗といった強いメッセージが込められていることが多いです。これはハードコア・パンクから受け継いだ精神性とも言えます。

  • メタリカ「One」(戦争の悲劇)
  • メガデス「Peace Sells」(政治不信)
  • アンスラックス「Caught in a Mosh」(社会への反発)

などは、その代表例です。

今回の自作曲「DEMONIC REIGN」も、この伝統に倣い、「現代社会における権力の腐敗と、それに抗う」というテーマを設定しました。歌詞中の「Demonic forces take control / Breaking chains that bind our soul」(悪魔的な力が支配する / 魂を縛る鎖を断ち切れ)というフレーズには、抑圧からの解放というスラッシュメタルらしい反骨精神を込めています。

AI音楽制作秘話:Suno AIとRiffusionでのスラッシュメタル生成

さて、この楽曲「DEMONIC REIGN」の具体的なAI音楽制作プロセスについてお話しします。

当初、歌詞をもとにSuno AIで楽曲生成を試みました。Suno AIは多様なジャンルに対応できる非常に強力なツールですが、私が目指した「リフを主体とした、重厚で攻撃的なスラッシュメタル」のニュアンスを完全には再現しきれませんでした。スラッシュに関しては余計な色を付けすぎてしまう、という印象です。

そこで活用したのが、より楽器演奏、特にギターリフ生成に強みを持つとされる「Riffusion」です。このツールを試したところ、イメージに近いスラッシュメタル風のインストゥルメンタルトラックを生成することに成功しました。特に、スラッシュメタルの肝である「ザクザク刻むギターリフ」の再現度には満足です。

Riffusionは無料で利用できますが、生成物の商業利用に関する規約は明確ではありません。私のYouTubeチャンネルは現時点で収益化していないため、今回は個人の創作活動の一環として公開しています。(将来的に収益化を目指す場合は、利用規約を再確認する必要がありますね。)

制作上の工夫と課題

  • 歌詞はSlayerAngel Of Deathにならい、悪側の視点が唐突に入ります。
    これ、当時は専門家が理解できず、SLAYERはナチス肯定だと騒いだ事があります。
    (過激な曲をやっていても、SLAYERのボーカルは熱心なカトリックの信者(キリスト教徒)でもあるんですよ。)
  • サウンドの調整: AI生成の音源は、そのままでは迫力不足な場合もあります。今回はマスタリングで、音圧だけを上げています。スラッシュに余計な飾りは不要!

まとめ AIと共に創るスラッシュメタルの可能性

今回は、AI音楽生成ツール(Riffusion) を使って制作した自作スラッシュメタル楽曲「DEMONIC REIGN」 をご紹介しました。

日本では少しマイナーなジャンルかもしれませんが、その激しいサウンドと社会的なメッセージは、時代を超えて多くの人の心を掴む力を持っていると思います。あと、実は寝るときに最高です。寝落ち発生BGMです。

AI技術の発展により、専門的な知識や高価な機材がなくても、誰もがこうした音楽制作に挑戦できる時代になりました。今回の試みが、AIを使った新しい創作活動や、スラッシュメタルという音楽ジャンルに興味を持つきっかけとなれば幸いです。

宣伝が下手なくせに、とにかくマニアック路線が好きな自分には辟易しますが…。

▼「DEMONIC REIGN」はこちらから!
DEMONIC REIGN – AI Generated Thrash Metal

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