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二期目最初の曲 Steps of Time / 時のキザハシについて。一か月ぶりにアップロード!

Steps of Time / 時のキザハシ

二期目というのは個人で勝手に言っているだけで、アルバムが一期目の締めくくりと考えています。
そして先日、一か月ぶりにYouTubeに二期目一号となる新曲をアップしました!

Steps of Time / 時のキザハシ

最新AI動画生成ツール「Veo」を試してみた!映画級クオリティ、でも課題も…

今回は、Googleの最新AI動画生成ツール「Veo」を実際に使ってみました。映像がびっくりするほどに奇麗で、おかしな動画になることも少ない。(移動シーンで、たまに何もないところから物体が表示された事はありましたが、プロンプト次第だと思います。)

さらに、所々Veo3で生成した映像を混ぜてあるのですが、映画のようなクオリティでした。

Veo3の壁とVeo2との連携

現時点ではVeo3はかなりのコストがかかるのできついです。上位プランでないとフルで1分ほどの動画しか作れません。その前にちょくちょく触ってみたりしてましたし。そのため、殆どの部分はVeo2で繋ぎつつシーンを追加しました。

今回の制作では、これまで必ず画像を準備して「Image to Video」で生成していたのをやめて、一発で動画を生成する「Text to Video」で作っています。作業が楽なのですが、一つ大きなデメリットがあります。

事前に人物の詳細なプロンプトを用意しておかないと、生成するたびに服装や装備が変わってしまうこと。今回はモロにそのデメリットを体現してしまい、途中でクレジットが尽きて修正のしようもなく…(涙)
統一したシーン、人物を連続で登場させるにはGoogleのもう一つのサービスにある、Whiskを使うのがいいかもしれませんね。
こっちはモデル、背景、スタイル+プロンプトを用意して、一貫性のある動画を製作可能です。
ViduのReference to Videoのクオリティ(プロンプトでモデルを改変するなと指示すれば、100%忠実だった)を期待したいですが、現時点でまだ本格的に触れてはいません。

物語と楽曲に込めた想い

今回の動画の主人公は、冒険家。冒険家の主人公は、エルフと仲が非常に悪いんです。
でもいざという時は共闘する!みたいな。
シーン不足でよく分からん事になってますが。

そして、歌詞は

「新しい出発、これまで費やしてきた時間の積み重ね、その上に乗ってより高いところから広く、遠くまで見渡せるようになっているはず。もし積み重ねがなかったら、目の前の壁に阻まれすぐ向こうすら見えなかっただろう。努力は誰かがきっと見ていてくれている。」

詩じゃないとすごくあっさりです。

歌詞解説って、あった方がいいでしょうか?🤔


MEVIUSのAI音楽アルバム COLLECTANEA MENTIS 5/30 リリース決定!

COLLECTANEA MENTIS

1stアルバム、ついにリリース!

2024年8月から2025年4月にかけて制作した楽曲の中から、17曲+1曲を収録した1stアルバムをリリースします!初めてのアルバム制作ということで、思い入れのある曲ばかりで、ついつい曲数が多くなってしまいました。

Sunoでの制作では、曲のどこかで日本語の発音がおかしくなってしまう問題が多く、その修正作業で結構な時間がかかってしまいました。

アルバムバージョンについて

先行シングルとして配信中の3曲も、今回のアルバムに合わせてアルバムバージョンとしてロック寄りな演奏に変えで収録しています。登録の都合上「Remix」と表記される可能性がありますが、これはSunoに最近追加されたRemix機能とは無関係です。

ダウンロード販売とサブスクについて

ダウンロード販売に関しては、自分で価格を設定できないため、この曲数でどうなるかは正直未知数です。個人的には、サブスクリプションサービスで気軽に聴いていただけるだけでも十分嬉しいです。ぜひ、あなたの好きな方法で、このアルバムを聴いてみてください。

カバーアートとアルバムの方向性

当初、右側のデザインをカバーアートにする予定でしたが、これだとテクノやトランスといった電子音楽のジャンルを連想させてしまうため、今回は左側のカバーアートを採用しました。というのも、今回のアルバムはアニソン寄りのメロディーを持つ楽曲が多いため、よりアルバムの雰囲気に合うように変更したためです。


収録曲紹介

それでは、今回のアルバムに収録されている全17曲+おまけ1曲を少しずつご紹介します。

① Spīra Menti

タイトルの「i」の部分にラテン文字を使用しているため、もしかすると皆さんの画面上では文字化けしているかもしれません。Sunoで制作した「Split Psychedelic」の続編的な位置づけで、ボーカルも音も非常に完成度が高いと自負しています。

② マイ ユークリッド パラドックス

歌詞自体は最初期から存在していました。元々は「赤ちゃんの時の記憶」をテーマにした曲でしたが、制作を重ねるうちにとても神秘的な曲へと進化しました。YouTubeで公開しているバージョンとは異なり、BPMを少し上げてバンドサウンド寄りのアレンジになっています。

③ 自由律

とてもストレートなメッセージが込められた楽曲です。シングルでも配信されていますが、アルバムバージョンではハードコアなイントロと力強いボーカルが特徴。異音気味だったシューゲイザー要素は減らしました。

④ ディスタンス

YouTubeでひっそりと4K画質で公開していた曲です。言葉を畳みかけるように歌い上げるスタイルと、にじみ出るような苦悩が楽曲に深みを与えていると思います。

⑤ ティント オブ ハート

不器用な主人公の心境を花言葉で表現した一曲。英語歌詞では、主人公の抱える苦しみがより率直に吐露されています。語尾や歌詞の一部に若干の修正を加えています。

⑥ insecurities

こちらもシングルで配信中の楽曲です。この曲はAI泣かせで、何十回とリテイクを繰り返して、ようやく収録できるレベルにたどり着きました。しかし、エンディングが少し尻切れトンボのような形になっています。

⑦ フリッカーオブドーン

原曲の時点でも個人的には完成度が高いと思っていましたが、発音に難のあったボーカルを中心に修正を加えました。エコーを追加し、アンビエント感を強化。歌い終わりと同時にすっと終わる曲でしたが、エンディングの演奏が追加されています。

⑧ スプリット サイケデリック

シングルでもリリースしている、初期の代表曲(と個人的に思っています)。雰囲気はそのままに、演奏にハードロック要素が加わり、ボーカルもより力強くなりました。イントロの「デュアリティ」の歌詞がスキャットにされていますが、この曲もAI泣かせで、何度も修正を繰り返して今の形になりました。歌詞にも若干の変更修正があります。

⑨ 記憶のこだま

YouTubeで最初に公開した楽曲です。歌詞の制作はこの曲が最も時間がかかっています。この曲をYouTubeで最初に公開したことで、その後の作品の方向性がなんとなく決まってしまった気もしています。

⑩ The Veiled Shadow

こちらも初期の楽曲です。イントロが程よくダークな雰囲気を出していて、個人的には最高にクールだと思っています。怒りで燃えているような曲で、中二病要素も満載。実は演奏の下地はフォークメタルなんです。

⑪ 同じ明日が来て

YouTube公開版とはジャンルもメロディーも全く異なるロックバージョンです。YouTube版はボーカルが某有名アーティストさんのようになってしまっていたり、歌詞がメロディーに合っていなかったりと課題があったため、今回のバージョンになりました。

⑫ シンパティア インハビリス

メロディックスピードメタルのアップテンポなナンバーで、泣きのメロディーではなく、盛大に泣き言を歌う曲です。ドラムがドカドカ鳴る高速テンポが好きな方にはたまらない一曲ですが、ハイテンションなボーカルの調整にはAIが苦労し、何度も修正を重ねました。

⑬ Racing Through Twilight

実は個人的に二番目くらいに好きな曲です。原曲のままでも十分でしたが、BPM180ということもあり、なぜかボーカルまで異常に早口な箇所があり、発音できていない部分を中心に修正しました。しかし、残念ながらギターの「偽物感」が強くなってしまっているかもしれません。

⑭ リコリスラディアータ

人生で初めて歌詞を書いたのがこの曲で、現在の歌詞は3度目の修正版です。YouTubeでは男性ボーカルですが、当時から女性ボーカルにするか悩んでいた経緯があり、アルバムには今回のバージョンを収録しました。サビに長い英語を混ぜる癖は、初期の頃の曲に多く見られます。

⑮ マイリトルユニバース

アニソンっぽい曲を作ろうとしたらこうなりました。でも、「ユニバース」感はしっかり出ていると思います。ボーカルが大幅にパワーアップして復活!歌詞の語尾部分をいくつか修正しています。

⑯ 軌跡に花束を To You, with Eternal Gratitude-Balanced

とにかく感謝を伝えたい!そんな気持ちで作った曲です。確かに感謝の気持ちを伝えているのですが、出来上がって見たら結婚を祝うような雰囲気と歌詞になっていました。本当は何を言っているのかは、秘密です。

⑰ 未来の息吹

日本におけるAIの受け止め方は、海外とは大きく異なると言われています。日本の漫画やアニメの中で、AIの存在が昔から身近だったからだという話を聞いて、私も納得しました。物心ついた頃には、すでにテレビの中で人工知能や正義のロボットが活躍していましたからね。

⑱ 扉のメビウス
ボーナストラックで、マイ ユークリッド パラドックスのアレンジ曲で、8分のロング曲です。
神秘感が最高潮に…。わざとSunoの音そのままで、マスタリングだけしてあります。


The Unseen Wall-見えない壁-、Spīra Mentisの姉妹作完成

The Unseen Wall

終始走り抜ける感じのテクノポップ曲

この曲は、最初から最後まで疾走感あふれるテクノポップに仕上がっています。実は制作過程で少し変わった試みをしようとしていて、テクノ曲でありながら電子的なビートではなくバンドのドラム音を使用したくて試行錯誤。Sunoも「そんな無茶な!」と実現できませんでしたが、生成はガチャ要素が強いので、粘り強く試せば実現できていたかもしれません。

見えない壁

この曲の歌詞は、誰もが経験したことのある世代間ギャップから着想を得ています。大雑把に言えば「近頃の若いやつは…」という年長者から浴びせられるレッテルを自分たちも経験してきたはずなのに、同じ年齢になると形は違えど若い世代に同じことをしている同世代を見て、「なぜあの時の気持ちを忘れているんだ?」という疑問が根底にあります。

一方で、若い世代も大人がたどってきた道を同じように進んでいくかもしれません。それは時間が経ってようやく分かり合える部分ですが、時間は誰にとっても等しく流れていくため、いつまでも同じ立ち位置で理解し合えない壁が存在する。こうした世代間の理解と断絶についての思いから、この曲は誕生しました。

歌詞の事を詳しく解説しちゃうのって、実はやりたくないけど最近は推奨!らしいです。時代と価値観はどんどん変わっていくので置いて行かれないようにしないとですね。

2025年に入ってからは、本来音楽制作がメインのはずなのに、動画制作の方に自分なりに多くの時間と労力を費やしていたのですが、【Spīra Mentis】(スピーラ・メンティス)でラフなリリックビデオを制作した際に「ハッ!!」と重要な気づきを得ました。

大切なのは、ただがむしゃらにシーンを追加していくことではないのだと。
(そのうち実際に作ってからもっと偉そうに語ります!(笑))

とはいえ、まったくの素人から始めた動画制作も、おかげさまで着実に技術が向上してきていると感じています。今回の作品では、またついつい欲張ってシーンを盛り込み過ぎてしまった部分もありますが、一歩ずつ成長を続けていきたいと思っています。

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スピーラ・メンティスと同時制作曲、The Unseen Wall – 創作の裏側

8ヶ月目の挑戦 スプリット・サイケデリックへの道

音楽制作を始めて8ヶ月目。初期の集大成として「スピーラ・メンティス」という曲に取り組みました。目指したのは、スプリット・サイケデリックサウンドの再現。試行錯誤を重ねた一曲…のはずでした。

心の闇を映し出すような歌詞を書く作業は、不思議と楽しいものです。こういった、ある種「病んでいる」とも言える滅裂な表現は、現時点のAIでは生成困難だと思いますし、自作の歌詞であることの証明になっていいかな、とも思っていたり。

しかし、肝心の音楽面では、理想とするスプリット・サイケデリックの雰囲気を再現することができませんでした。何度もトライ&エラーを繰り返し、ペルソナの活用や歌詞構成の模倣を試みても、サウンドは理想にかすりもしない状況。

40時間以上の制作時間と、その結果

この曲には、平日の細切れの時間に加え、休みの2日間は睡眠時間を削って作業に没頭しました。合計すると、優に40時間は超えています。しかし、結果は「普通の仕上がり」。

疲労感から動画制作まで手が回らず、シンプルなリリックビデオ形式での公開となりました。

もう一つのバージョン 自分らしさを求めて

その後、「サビは自分の好きなドラムリズムにしたい」という思いが湧き上がり、プロンプト(AIへの指示)を何度も調整しました。ついでに、歌詞の中で蛇足だと感じた部分を削ぎ落とし、別バージョンも制作しました。

こちらはプログレッシブロック的な要素が強く出た印象です。ただ、既存のメロディラインに合わせて歌詞を修正するには、Suno(使用したAIツール)には限界があり、細部まで調整しきれないもどかしさも感じています。

同時進行の姉妹作

実は「スピーラ・メンティス」と並行して、もう一曲、制作を完了していました。元々は同じアイデアから派生した楽曲ですが、こちらは対照的にテクノ調の、全く異なる雰囲気を持つ作品となりました。

一日に二つの動画を公開するのは効果的ではないと考え、この「姉妹作」は次週公開する予定です。姉妹作とはいえ、歌詞の雰囲気は、以前公開した「Racing Through Twilight」に近いものになっています。

The Unseen Wall 見えない壁

Through shimmering haze, a new dawn ignites
(ガラス越しの陽炎が描く新しい朝)
A ritual donned in morning’s pale light
(制服に袖を通す儀式の始まり)
Like clockwork precise, where shadows convene
(街角の待ち合わせは時計の針のように正確)
Fading echoes of laughter, a forgotten scene
(教室に溢れる笑い声は永遠の残響)
On divergent paths, our timelines divide
(私たちは違う時計の針で刻まれていた)

Footprints etched deep, our legacy’s trace
(足跡が刻まれた私たちの軌跡)
An uncharted map for the future you’ll face
(これから君たちが踏み出す未知の地図)
May it guide your way toward horizons unseen
(まだ見ぬ私たちの明日への道標)
A new tapestry woven, a story pristine
(そして君たちがこれから描く物語)

Beneath this adult mask, a reflection unknown
(大人の仮面を被り、鏡の中の自分と対峙する)
In memory’s hall, same spectral hues shone
(記憶の中で輝く、同じ色を放っていた日々)
Time, the sculptor titan, on pedestals cold
(時という名の彫刻家が私たちを別々の台座に置こうとする)
Sets our souls apart, a story untold
(心は同じなのに、透明な壁が私たちを隔てる)
Yet through this crystal divide, your phantom I see
(その壁の向こうで、君の姿が見える)

Through labyrinths of mind, where memories sleep
(記憶という迷宮をハッキングして)
Countless threads bind the secrets we keep
(無数の糸で繋がれた日々の断片)
In this cold iron citadel, rules cast in stone
(鉄の檻のようなシステムの中でさえ)
Our defiant youth soared, on wings of its own
(翼を広げた若さの自由は色褪せない)

Celestial charts where our journeys align
(私たちが歩いた星の地図)
Perhaps you too will sail astral seas divine
(君たちもいつか辿るかもしれない銀河)
Toward cosmic frontiers, where mysteries await
(まだ見ぬ私たちの宇宙の果て)
I grant you the valor to challenge your fate
(君たちがその扉を開ける前に)

Illusory rain falls from night eternal’s grace
(虚像の雨が降り注ぐ夜空の下で)
Grasping at embers lost in time and space
(指の間からこぼれ落ちる記憶の欠片)
Trying to hold onto moments fading from view
(消えゆく瞬間を掴もうとして)
Oh-oh oh-oh-oh

Like annals of ages, hope and truth intertwine
(年輪のように重なる期待と現実)
Recalling the days, an ethereal waltz divine
(かつて同じ空気の中で踊っていた日々を思い出す)
Time, the sculptor titan, on pedestals cold
(時間という名の彫刻家が私たちを別々の台座に置こうとする)
Sets our souls apart, a story untold
(心は同じなのに、透明な壁が私たちを隔てる)
Reach through the barrier, feel the warmth, ever true
(その壁に手を伸ばせば、同じ温もりに気づく)

チャンネル登録してもらえると、死ぬほどうれしいです!!
https://www.youtube.com/@meviabsolute9179


AIと創る音楽と動画 収益化の喧騒を超えて、私が創作を続ける理由

AIと創る音楽と動画

最近、生成AIを使ったコンテンツを目にする機会が本当に増えました。私自身も、生成AIの力を借りて音楽や動画の創作活動を楽しんでいる一人です。先日、とあるnote記事を拝見し、その内容にある程度共感しました。ただ、note記事では読んでほしい対象が違うので、この記事も反論ではありません。

この記事では、音楽のプロでも映像のプロでもない、ごく普通の私が、なぜ生成AIを使って創作活動を続けるのか、そして世間で囁かれる「AIで副業」「AIで儲かる」といった風潮とどう向き合っているのか、その理由をお話ししたいと思います。

なぜ、素人の私が生成AIで音楽と動画を作るのか

理由はシンプルです。音楽が大好きだから
ついでに動画も。

生成AIは、専門的なスキルがない私のような人間でも、頭の中にあるイメージを形にする手助けをしてくれます。もちろん、AIがすべてを自動でやってくれるわけではありません。

特に動画制作においては、AIが生成するのはあくまで素材の一部です。全体の構成を考え、どんなシーンが必要か、どんな順番で見せるかを決めるのは自分自身です。生成された素材を組み合わせ、意図した通りになるよう編集していく作業も欠かせません。この編集作業も、回数を重ねるごとに少しずつですが上達していく実感があります。実際に、私のYouTubeチャンネルにある初期の頃の動画と最近の動画を見比べてみると、その変化は自分でも驚くほどです。

そして何より、こうして作り上げた作品をYouTubeという場所に記録として残していくことに、大きな価値を感じています。誰かに評価されたい気持ちもありますが、自分の創作の軌跡を残したい、という気持ちがより強いのかもしれません。

もちろん、活動を続ける上で「収益があれば嬉しい」という気持ちはあります。生活の足しになったり、次の創作活動への投資ができたりすれば、それに越したことはありません。しかし、現状では収益化への道のりは遠く、今はあくまで目標の一つとして捉えるしかありません。今の状態で収益が目的になってしまうと、創作の楽しさそのものが薄れてしまうだけです。

動画生成AIでの問題点

—クオリティの限界や市場の飽和、現時点では確かに問題は多いと思います。戻ってこないクレジットでガチャ要素が強いのも否めない。「収益化」という観点から見れば、現状の生成AI動画が最初期の先人たちに続く大きな収益を生み出せる可能性は低いでしょう。見てきた限り集客を手早く狙うのに結局は商業アニメーションのパクリに落ち着く。

別の価値も存在する

大多数の視聴者には、現状のAI生成動画は求められていないかもしれません。しかし、私が前述したように、これらのツールを使って素材を組み合わせ、編集などの練習に活用することには独自の価値があると考えています。

これらを自分の創作スキルを高めるための「養分」として使っています。そうこうしているうちに、動画生成AIもまた進化していくでしょう。細かいところに手が届き、連続したシーンも楽に統一感を保てるようになるかもしれません。実際、この1年だけでも生成AIの進化は目覚ましいものがありました。

また、私は短期的な収益を狙っていないため、現状のクオリティの限界に焦ることもありません。「今はまだ不完全だけれど、これから良くなっていく技術」と捉え、その進化の過程を楽しみながら自分の創作活動に取り入れています。

一般人では一枚の絵を書くのに早くて半日、一日を要する。社会人ではそれで終わってしまう。
それをアニメーションさせるなどは夢のまた夢なのです。

結局のところ、生成AIは単なるツールです。それをどう使い、どんな価値を見出すかは、使う人それぞれの考え方や目的によって大きく変わってくるのではないでしょうか。

「AIで副業・儲かる」という潮流と、私が距離を置く理由

最近、「生成AIを使えば簡単に副業ができる」「AIで儲かる方法」といった情報や、それを謳った情報商材、過度に注目を集めようとするエンゲージメントベイトのような投稿をよく見かけます。

正直に言って、私はこれらの類のものが好きではありませんし、基本的に無視しています。(うっかりフォローしてしまった際には、早速それらしいアカウントから勧誘のような連絡が来たこともありますが…)もちろん、中には本当に有益な情報や、素晴らしい活用法を紹介しているものもあるのかもしれません。しかし、多くの場合、その背景には別の意図が透けて見える気がしてなりません。

歴史は繰り返す 2000年代後半のブログブームとの類似性

実は、過去にWeb制作やプログラミングを学んでいた時期があります。その頃、コーディングの複雑さや論理的な思考についていけず、「自分には向いていない」と感じた人たちが、次に向かった先が「ブログで稼ぐ」「アフィリエイトで儲ける」といったノウハウ系の情報発信やアフィリエイトでした。

2005年から2010年頃は、まさにブログ・アフィリエイトの黄金期でした。SEO対策が比較的単純で効果的だった時代で、「ブロガー」という言葉が市民権を得て、多くの人が「ブログで月収100万円」を夢見ていました。当時は「情報商材アフィリエイト」という言葉も生まれ、「稼ぐノウハウ」を売る人が爆発的に増加しました。

統計によれば、2008年頃のアフィリエイト市場規模は約1,000億円に達し、その後も拡大を続けていたとされます。しかし実態として、実際に大きな収益を上げていたのは全体の5%程度に過ぎなかったとも言われています(※インターネット白書などの当時の資料を参照)。残りの95%は、ほとんど収益を得られないか、費やした時間に見合わない結果に終わっていたのです。

必死に技術を学ぼうとする人たちを横目に、「もっと簡単な方法がある」とノウハウを売る側に回ってしまった人たちを、私は実際に見てきました。彼らの多くは、自分自身がそのノウハウで成功したわけではなく、「ノウハウを売る」ことそのものがビジネスになっていたのです。
彼らの合言葉は「専門家と名乗ったもの勝ち。」です。

現在のAIブームと「稼ぐ」言説

今の「AIで副業」「AIで儲かる」という流れは、あの頃の状況と非常によく似ていると感じています。技術そのものへの探求心や創作への情熱よりも、「いかに楽して稼ぐか」という点に焦点が当たりがちです。

生成AI関連の情報商材市場は急速に拡大していると見られ、X(旧Twitter)やYouTubeでの「AIで稼ぐ」関連コンテンツも急増しているのは明らかです。しかし、これらの情報を購入した人の満足度や実際の収益化成功率については、客観的なデータはほとんど見当たりません。

エンゲージメントベイトと呼ばれる、過度に注目を集めるための過激な主張(「AIで月収100万円達成!」「たった1週間でAI副業マスター」など)も後を絶たず、これらが現実的な期待値を歪めている側面は否定できません。

もちろん、技術を使って対価を得ることは素晴らしいことですし、その価値は否定しません。しかし、かつてのブログやアフィリエイトがそうであったように、今のAIブームにおける「稼ぐ」という側面だけが強調される風潮には、形を変えただけで本質は同じ「儲け話」の匂いを感じてしまうのです。

おわりに

私が生成AIを使って音楽や動画を作り続けるのは、儲かるからではありません。ただ、創作という行為そのものが楽しいからです。AIという新しいツールを手に入れたことで、これまでできなかった表現が可能になり、自分のアイデアを形にする喜びを知りました。

試行錯誤しながら編集スキルが上がっていく過程も、完成した作品をYouTubeに残していくことも、すべてが私にとって価値のある体験です。

世の中の喧騒に惑わされず、これからも自分のペースで、自分が「好き」だと感じる創作活動を続けていきたいと思っています。

でも…、YouTube伸ばしたいな( ・´ー・`)

余談

実は一曲ごとに、結構地味で面倒な作業を繰り返しています。(例えば、ボーカルのピッチ修正やノイズ除去、各楽器の音量バランス調整など…) それでもなかなかプロのような音にならないのは、単純にDAW(音楽制作ソフト)を使いこなすスキルが足りないのと、音質を向上させるためのプラグイン(ソフトウェアエフェクト)が高価だからです。プラグインは一つで数万円することもザラなので、無料配布されているものや、セールで大幅割引(80%オフとか!)になっている時を狙って少しずつ集めている状況です。なので、理想の音環境がそろうのは、まだまだ先になりそうです。

次にこんな記事を書くのは、自分で十分上達した!と納得できるようになってからにしたいと思います。