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The Unseen Wall-見えない壁-、Spīra Mentisの姉妹作完成

The Unseen Wall

終始走り抜ける感じのテクノポップ曲

この曲は、最初から最後まで疾走感あふれるテクノポップに仕上がっています。実は制作過程で少し変わった試みをしようとしていて、テクノ曲でありながら電子的なビートではなくバンドのドラム音を使用したくて試行錯誤。Sunoも「そんな無茶な!」と実現できませんでしたが、生成はガチャ要素が強いので、粘り強く試せば実現できていたかもしれません。

見えない壁

この曲の歌詞は、誰もが経験したことのある世代間ギャップから着想を得ています。大雑把に言えば「近頃の若いやつは…」という年長者から浴びせられるレッテルを自分たちも経験してきたはずなのに、同じ年齢になると形は違えど若い世代に同じことをしている同世代を見て、「なぜあの時の気持ちを忘れているんだ?」という疑問が根底にあります。

一方で、若い世代も大人がたどってきた道を同じように進んでいくかもしれません。それは時間が経ってようやく分かり合える部分ですが、時間は誰にとっても等しく流れていくため、いつまでも同じ立ち位置で理解し合えない壁が存在する。こうした世代間の理解と断絶についての思いから、この曲は誕生しました。

歌詞の事を詳しく解説しちゃうのって、実はやりたくないけど最近は推奨!らしいです。時代と価値観はどんどん変わっていくので置いて行かれないようにしないとですね。

2025年に入ってからは、本来音楽制作がメインのはずなのに、動画制作の方に自分なりに多くの時間と労力を費やしていたのですが、【Spīra Mentis】(スピーラ・メンティス)でラフなリリックビデオを制作した際に「ハッ!!」と重要な気づきを得ました。

大切なのは、ただがむしゃらにシーンを追加していくことではないのだと。
(そのうち実際に作ってからもっと偉そうに語ります!(笑))

とはいえ、まったくの素人から始めた動画制作も、おかげさまで着実に技術が向上してきていると感じています。今回の作品では、またついつい欲張ってシーンを盛り込み過ぎてしまった部分もありますが、一歩ずつ成長を続けていきたいと思っています。

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スピーラ・メンティスと同時制作曲、The Unseen Wall – 創作の裏側

8ヶ月目の挑戦 スプリット・サイケデリックへの道

音楽制作を始めて8ヶ月目。初期の集大成として「スピーラ・メンティス」という曲に取り組みました。目指したのは、スプリット・サイケデリックサウンドの再現。試行錯誤を重ねた一曲…のはずでした。

心の闇を映し出すような歌詞を書く作業は、不思議と楽しいものです。こういった、ある種「病んでいる」とも言える滅裂な表現は、現時点のAIでは生成困難だと思いますし、自作の歌詞であることの証明になっていいかな、とも思っていたり。

しかし、肝心の音楽面では、理想とするスプリット・サイケデリックの雰囲気を再現することができませんでした。何度もトライ&エラーを繰り返し、ペルソナの活用や歌詞構成の模倣を試みても、サウンドは理想にかすりもしない状況。

40時間以上の制作時間と、その結果

この曲には、平日の細切れの時間に加え、休みの2日間は睡眠時間を削って作業に没頭しました。合計すると、優に40時間は超えています。しかし、結果は「普通の仕上がり」。

疲労感から動画制作まで手が回らず、シンプルなリリックビデオ形式での公開となりました。

もう一つのバージョン 自分らしさを求めて

その後、「サビは自分の好きなドラムリズムにしたい」という思いが湧き上がり、プロンプト(AIへの指示)を何度も調整しました。ついでに、歌詞の中で蛇足だと感じた部分を削ぎ落とし、別バージョンも制作しました。

こちらはプログレッシブロック的な要素が強く出た印象です。ただ、既存のメロディラインに合わせて歌詞を修正するには、Suno(使用したAIツール)には限界があり、細部まで調整しきれないもどかしさも感じています。

同時進行の姉妹作

実は「スピーラ・メンティス」と並行して、もう一曲、制作を完了していました。元々は同じアイデアから派生した楽曲ですが、こちらは対照的にテクノ調の、全く異なる雰囲気を持つ作品となりました。

一日に二つの動画を公開するのは効果的ではないと考え、この「姉妹作」は次週公開する予定です。姉妹作とはいえ、歌詞の雰囲気は、以前公開した「Racing Through Twilight」に近いものになっています。

The Unseen Wall 見えない壁

Through shimmering haze, a new dawn ignites
(ガラス越しの陽炎が描く新しい朝)
A ritual donned in morning’s pale light
(制服に袖を通す儀式の始まり)
Like clockwork precise, where shadows convene
(街角の待ち合わせは時計の針のように正確)
Fading echoes of laughter, a forgotten scene
(教室に溢れる笑い声は永遠の残響)
On divergent paths, our timelines divide
(私たちは違う時計の針で刻まれていた)

Footprints etched deep, our legacy’s trace
(足跡が刻まれた私たちの軌跡)
An uncharted map for the future you’ll face
(これから君たちが踏み出す未知の地図)
May it guide your way toward horizons unseen
(まだ見ぬ私たちの明日への道標)
A new tapestry woven, a story pristine
(そして君たちがこれから描く物語)

Beneath this adult mask, a reflection unknown
(大人の仮面を被り、鏡の中の自分と対峙する)
In memory’s hall, same spectral hues shone
(記憶の中で輝く、同じ色を放っていた日々)
Time, the sculptor titan, on pedestals cold
(時という名の彫刻家が私たちを別々の台座に置こうとする)
Sets our souls apart, a story untold
(心は同じなのに、透明な壁が私たちを隔てる)
Yet through this crystal divide, your phantom I see
(その壁の向こうで、君の姿が見える)

Through labyrinths of mind, where memories sleep
(記憶という迷宮をハッキングして)
Countless threads bind the secrets we keep
(無数の糸で繋がれた日々の断片)
In this cold iron citadel, rules cast in stone
(鉄の檻のようなシステムの中でさえ)
Our defiant youth soared, on wings of its own
(翼を広げた若さの自由は色褪せない)

Celestial charts where our journeys align
(私たちが歩いた星の地図)
Perhaps you too will sail astral seas divine
(君たちもいつか辿るかもしれない銀河)
Toward cosmic frontiers, where mysteries await
(まだ見ぬ私たちの宇宙の果て)
I grant you the valor to challenge your fate
(君たちがその扉を開ける前に)

Illusory rain falls from night eternal’s grace
(虚像の雨が降り注ぐ夜空の下で)
Grasping at embers lost in time and space
(指の間からこぼれ落ちる記憶の欠片)
Trying to hold onto moments fading from view
(消えゆく瞬間を掴もうとして)
Oh-oh oh-oh-oh

Like annals of ages, hope and truth intertwine
(年輪のように重なる期待と現実)
Recalling the days, an ethereal waltz divine
(かつて同じ空気の中で踊っていた日々を思い出す)
Time, the sculptor titan, on pedestals cold
(時間という名の彫刻家が私たちを別々の台座に置こうとする)
Sets our souls apart, a story untold
(心は同じなのに、透明な壁が私たちを隔てる)
Reach through the barrier, feel the warmth, ever true
(その壁に手を伸ばせば、同じ温もりに気づく)

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AIと創る音楽と動画 収益化の喧騒を超えて、私が創作を続ける理由

AIと創る音楽と動画

最近、生成AIを使ったコンテンツを目にする機会が本当に増えました。私自身も、生成AIの力を借りて音楽や動画の創作活動を楽しんでいる一人です。先日、とあるnote記事を拝見し、その内容にある程度共感しました。ただ、note記事では読んでほしい対象が違うので、この記事も反論ではありません。

この記事では、音楽のプロでも映像のプロでもない、ごく普通の私が、なぜ生成AIを使って創作活動を続けるのか、そして世間で囁かれる「AIで副業」「AIで儲かる」といった風潮とどう向き合っているのか、その理由をお話ししたいと思います。

なぜ、素人の私が生成AIで音楽と動画を作るのか

理由はシンプルです。音楽が大好きだから
ついでに動画も。

生成AIは、専門的なスキルがない私のような人間でも、頭の中にあるイメージを形にする手助けをしてくれます。もちろん、AIがすべてを自動でやってくれるわけではありません。

特に動画制作においては、AIが生成するのはあくまで素材の一部です。全体の構成を考え、どんなシーンが必要か、どんな順番で見せるかを決めるのは自分自身です。生成された素材を組み合わせ、意図した通りになるよう編集していく作業も欠かせません。この編集作業も、回数を重ねるごとに少しずつですが上達していく実感があります。実際に、私のYouTubeチャンネルにある初期の頃の動画と最近の動画を見比べてみると、その変化は自分でも驚くほどです。

そして何より、こうして作り上げた作品をYouTubeという場所に記録として残していくことに、大きな価値を感じています。誰かに評価されたい気持ちもありますが、自分の創作の軌跡を残したい、という気持ちがより強いのかもしれません。

もちろん、活動を続ける上で「収益があれば嬉しい」という気持ちはあります。生活の足しになったり、次の創作活動への投資ができたりすれば、それに越したことはありません。しかし、現状では収益化への道のりは遠く、今はあくまで目標の一つとして捉えるしかありません。今の状態で収益が目的になってしまうと、創作の楽しさそのものが薄れてしまうだけです。

動画生成AIでの問題点

—クオリティの限界や市場の飽和、現時点では確かに問題は多いと思います。戻ってこないクレジットでガチャ要素が強いのも否めない。「収益化」という観点から見れば、現状の生成AI動画が最初期の先人たちに続く大きな収益を生み出せる可能性は低いでしょう。見てきた限り集客を手早く狙うのに結局は商業アニメーションのパクリに落ち着く。

別の価値も存在する

大多数の視聴者には、現状のAI生成動画は求められていないかもしれません。しかし、私が前述したように、これらのツールを使って素材を組み合わせ、編集などの練習に活用することには独自の価値があると考えています。

これらを自分の創作スキルを高めるための「養分」として使っています。そうこうしているうちに、動画生成AIもまた進化していくでしょう。細かいところに手が届き、連続したシーンも楽に統一感を保てるようになるかもしれません。実際、この1年だけでも生成AIの進化は目覚ましいものがありました。

また、私は短期的な収益を狙っていないため、現状のクオリティの限界に焦ることもありません。「今はまだ不完全だけれど、これから良くなっていく技術」と捉え、その進化の過程を楽しみながら自分の創作活動に取り入れています。

一般人では一枚の絵を書くのに早くて半日、一日を要する。社会人ではそれで終わってしまう。
それをアニメーションさせるなどは夢のまた夢なのです。

結局のところ、生成AIは単なるツールです。それをどう使い、どんな価値を見出すかは、使う人それぞれの考え方や目的によって大きく変わってくるのではないでしょうか。

「AIで副業・儲かる」という潮流と、私が距離を置く理由

最近、「生成AIを使えば簡単に副業ができる」「AIで儲かる方法」といった情報や、それを謳った情報商材、過度に注目を集めようとするエンゲージメントベイトのような投稿をよく見かけます。

正直に言って、私はこれらの類のものが好きではありませんし、基本的に無視しています。(うっかりフォローしてしまった際には、早速それらしいアカウントから勧誘のような連絡が来たこともありますが…)もちろん、中には本当に有益な情報や、素晴らしい活用法を紹介しているものもあるのかもしれません。しかし、多くの場合、その背景には別の意図が透けて見える気がしてなりません。

歴史は繰り返す 2000年代後半のブログブームとの類似性

実は、過去にWeb制作やプログラミングを学んでいた時期があります。その頃、コーディングの複雑さや論理的な思考についていけず、「自分には向いていない」と感じた人たちが、次に向かった先が「ブログで稼ぐ」「アフィリエイトで儲ける」といったノウハウ系の情報発信やアフィリエイトでした。

2005年から2010年頃は、まさにブログ・アフィリエイトの黄金期でした。SEO対策が比較的単純で効果的だった時代で、「ブロガー」という言葉が市民権を得て、多くの人が「ブログで月収100万円」を夢見ていました。当時は「情報商材アフィリエイト」という言葉も生まれ、「稼ぐノウハウ」を売る人が爆発的に増加しました。

統計によれば、2008年頃のアフィリエイト市場規模は約1,000億円に達し、その後も拡大を続けていたとされます。しかし実態として、実際に大きな収益を上げていたのは全体の5%程度に過ぎなかったとも言われています(※インターネット白書などの当時の資料を参照)。残りの95%は、ほとんど収益を得られないか、費やした時間に見合わない結果に終わっていたのです。

必死に技術を学ぼうとする人たちを横目に、「もっと簡単な方法がある」とノウハウを売る側に回ってしまった人たちを、私は実際に見てきました。彼らの多くは、自分自身がそのノウハウで成功したわけではなく、「ノウハウを売る」ことそのものがビジネスになっていたのです。
彼らの合言葉は「専門家と名乗ったもの勝ち。」です。

現在のAIブームと「稼ぐ」言説

今の「AIで副業」「AIで儲かる」という流れは、あの頃の状況と非常によく似ていると感じています。技術そのものへの探求心や創作への情熱よりも、「いかに楽して稼ぐか」という点に焦点が当たりがちです。

生成AI関連の情報商材市場は急速に拡大していると見られ、X(旧Twitter)やYouTubeでの「AIで稼ぐ」関連コンテンツも急増しているのは明らかです。しかし、これらの情報を購入した人の満足度や実際の収益化成功率については、客観的なデータはほとんど見当たりません。

エンゲージメントベイトと呼ばれる、過度に注目を集めるための過激な主張(「AIで月収100万円達成!」「たった1週間でAI副業マスター」など)も後を絶たず、これらが現実的な期待値を歪めている側面は否定できません。

もちろん、技術を使って対価を得ることは素晴らしいことですし、その価値は否定しません。しかし、かつてのブログやアフィリエイトがそうであったように、今のAIブームにおける「稼ぐ」という側面だけが強調される風潮には、形を変えただけで本質は同じ「儲け話」の匂いを感じてしまうのです。

おわりに

私が生成AIを使って音楽や動画を作り続けるのは、儲かるからではありません。ただ、創作という行為そのものが楽しいからです。AIという新しいツールを手に入れたことで、これまでできなかった表現が可能になり、自分のアイデアを形にする喜びを知りました。

試行錯誤しながら編集スキルが上がっていく過程も、完成した作品をYouTubeに残していくことも、すべてが私にとって価値のある体験です。

世の中の喧騒に惑わされず、これからも自分のペースで、自分が「好き」だと感じる創作活動を続けていきたいと思っています。

でも…、YouTube伸ばしたいな( ・´ー・`)

余談

実は一曲ごとに、結構地味で面倒な作業を繰り返しています。(例えば、ボーカルのピッチ修正やノイズ除去、各楽器の音量バランス調整など…) それでもなかなかプロのような音にならないのは、単純にDAW(音楽制作ソフト)を使いこなすスキルが足りないのと、音質を向上させるためのプラグイン(ソフトウェアエフェクト)が高価だからです。プラグインは一つで数万円することもザラなので、無料配布されているものや、セールで大幅割引(80%オフとか!)になっている時を狙って少しずつ集めている状況です。なので、理想の音環境がそろうのは、まだまだ先になりそうです。

次にこんな記事を書くのは、自分で十分上達した!と納得できるようになってからにしたいと思います。


【2025年最新AI比較】Gemini 2.5とClaude 3.7 Sonnet、あなたに合うのはどっち? 特徴と感想。

GeminiとClaud

AI技術の進化は目覚ましく、次々と新しいモデルが登場しています。中でも私が日ごろから注目しているのが、Googleの「Gemini 2.5」とAnthropicの「Claude 3.7 Sonnet」です。どちらも非常に高性能ですが、それぞれ得意なことや個性があると感じています。今回は、この二つの最新AIモデルを比較し、それぞれの強みや使い分けについて、私の実体験も交えながらさらっと解説します。また、ここで気になった情報をさらに専門的に分析している方々の記事にいく足がかりにしていただければ幸いです。

パワーアップした「Gemini 2.5」推論力と共同作業で可能性を広げる

GoogleのGemini 2.5は、以前のバージョンから大幅にパワーアップしました。特に高度な推論能力とコーディング能力が向上した点が大きな特徴です。これにより、複雑な問題解決や、より高度なプログラムの自動生成、デバッグ(バグ修正)などが得意になりました。

さらに、テキストや画像だけでなく、音声や動画ファイルを直接入力し、内容を要約したり、話者を識別したりできるマルチモーダル機能も強化されています。これにより、会議の議事録作成や動画コンテンツの分析など、これまで手間がかかっていた作業を効率化できます。ただし、experimental(実験的)とあるようにテスト版なので、旧バージョンでできていたことが未対応だと答えてくるケースがあります。

また、Geminiはユーザーとの共同作業を前提としているように感じます。例えば、Webアプリ版の「Canvas」機能では、AIと対話しながらリアルタイムで文章を編集できます。指示を細かく与え、対話を繰り返しながら成果物を作り上げていくスタイルは、ユーザーが主体的に関わりたい場合に適していると言えるでしょう。

Gemini 2.5が特に優れている用途としては、複雑な問題解決やリサーチ(ただし指示が悪いと間違った方向にとことん突っ走ることもあるので人のチェックが不可欠)、高度なプログラミング(コード生成、デバッグ、最適化)があります。細かく修正させるより、一回できちんとした指示出しをまとめて出した方がうまくやってくれる傾向があります。また、音声や動画を含むコンテンツの分析・要約(Google Studioの方ではできるが、アプリ版では現在まだ対応していない)や、ユーザーとAIが対話しながら進める共同作業も得意としています。

特化型で尖った性能「Claude 3.7 Sonnet」深い思考と完成度の高いアウトプット

一方、AnthropicのClaude 3.7 Sonnetは、汎用性も高いものの、特定のタスクにおいて非常に尖った性能を発揮する印象です。特に、複雑な指示の理解度や、エラーの少ない信頼性の高いタスク実行に重点を置いて開発されています。

最大の特徴は「拡張思考モード(Extended Thinking Mode)」です。これは、AIが回答を生成する前に、より深く段階的に思考するモードで、特に数学や科学、複雑なロジックが求められる問題で高い精度を発揮します。Claudeは自身も、デバッグが得意だと豪語しています。

また、Claude 3.7 Sonnetは、ユーザーの意図を深く汲み取り、一度で完成度の高いアウトプットを出そうとする傾向があるように感じます。Geminiがユーザーに修正や追記の余地を残すことがあるのに対し、Claudeはより自律的に解釈し、完結した文章やコードを生成しようと試みる印象です。この読解力と創作性の高さは、特定の専門分野の文章作成や、複雑な要件のコーディングにおいて強みとなります。

Claude 3.7 Sonnetが特に優れている用途としては、専門的な文章作成(レポート、契約書レビュー、コンテンツモデレーション)、複雑な指示に基づくタスク実行、数学・科学・論理パズルなど深い思考が必要な問題、エラー修正や精度の高いコーディング(特に複雑なソフトウェア開発)、そして大量の文書(最大200Kトークン)の読解・分析が挙げられます。

作業スタイルの違い 共同作業のGemini vs 完成度重視のClaude

ここからは私の個人的な感覚になりますが、両者の対話スタイルには違いがかなりあります。

Geminiは、ユーザーからの提案や細かな指示を歓迎し、共同で作業を進めることを得意としているように感じます。「ここは後で修正してくださいね」といった余白を残しつつ、指示された内容を正確に理解し、実行しようとします。まさに「アシスタント」として、ユーザーの隣でサポートしてくれるイメージです。

対してClaude 3.7 Sonnetは、ユーザーの意図をより深く読み取り、一度の指示で最適な解(完成品)を提供しようと努める傾向があるように思います。より自律的に考え、文章やコードを完成させようとする姿勢は、まるで「専門家」に依頼するような感覚に近いかもしれません。

相互補完する関係性 GeminiとClaudeを併用するメリット

この性格の違いから、両者を併用することで、それぞれの弱点を補い合えるのではないかと感じています。

実際にあったことですが、Geminiに細かく指示を与えてプログラムを作成しているうちに、原因不明のエラーで動作しなくなり、Gemini自身も修正箇所を見つけられなくなってしまったことがありました。そのソースコードをClaude 3.7 Sonnetに見せたところ、一発で問題箇所を特定し、修正案を提示してくれたのです。

これは、Geminiの共同作業スタイルと、Claudeの深い読解力・分析力がうまく補完し合った例だと思います。このように、タスクの内容や状況に応じて使い分ける、あるいは両方を活用することで、より効率的に、質の高い成果を得られる可能性が高まります。だからこそ、私は両方のモデルを愛用しています。

AIモデルの知能指数(IQ)比較

Tracking AIが独自で実施したIQテストによると、Gemini 2.5 Proは平均IQスコア118を記録しています。これは非常に高いスコアとされています。さらに重要な点として、Gemini 2.5 ProはメンサテストでIQ130というスコアを出しています。メンサは高い知能を持つ人たちが集まる国際的な組織で、入会するためには人口の上位2%(IQ130以上)に入る必要があります。つまり、Gemini 2.5 Proはメンサに入会できるレベルの知能を持っていると評価されています。

Claude 3.7 Sonnetの具体的なIQ値は公表されていませんが、Anthropicが開発したAIモデル「Claude-3」がAI史上初めてIQテストで人間の平均的な知能指数である100を超えるスコアを達成したという情報があります。

他のAIモデルとの比較では、OpenAI o1がノルウェーメンサIQテストで35問中25問正解し、IQ120以上のスコアを記録しています。Tracking AIの調査では、OpenAIのo1 Proは平均IQスコア110を記録しており、Gemini 2.5 Proの方が10ポイント高いとされています。

IQの一般的な解釈としては、平均値は100で、メンサに入会するためにはIQ130以上(人口上位2%)が必要です。IQ120以上は人間の平均IQを大きく上回り、上位10%に入るレベルとされています。Gemini 2.5 ProのIQ130という数値は、人間の平均値を圧倒的に超えた「天才レベル」と評価されています。

各所で公表されている能力値では現在Geminiが1位になっていますが、使用してみるとClaudeは一回で完成されたものを出す傾向があるせいか、私はこちらの方が優れているようにも感じることが多いです。というよりは、自分の作業にとことん相性がいいのかもしれません。

他のAIモデルについて

ChatGPTについては、私は現在メインでは使っていません。たまに使うと、非常に汎用性が高く、人間との自然な会話を重視しているように感じます。ただ、特定のタスクにおいては、GeminiやClaudeほどの専門性や尖った性能は感じにくい、というのが個人的な印象です。

Grokについては、X(Twitter)の中で遊ぶ分には十分かもしれません。

目的に合わせて最適なAIを選ぼう

Gemini 2.5とClaude 3.7 Sonnetは、どちらも非常に強力なAIモデルですが、得意なことや個性が異なります。共同作業で柔軟に作り上げたい、多様な入力を扱いたい場合はGemini 2.5が、専門的なタスクで完成度の高いアウトプットを一気に得たい、深い分析を任せたい場合はClaude 3.7 Sonnetが適しているでしょう。

Geminiの制作物を仕上げ役としてClaudに流すというやり方が最強な気がしています。その逆でも完成度が高いです。もちろん、これは現時点での比較であり、あくまで私個人の感想です。AIは日々進化していますので、追いかけるだけでも大変ですね💦


AI生成スラッシュメタル「DEMONIC REIGN」公開!作り方・ジャンル解説【Riffusion】

DEMONIC REIGN

こんにちは、MEVIUSです。

今回は、私のYouTubeチャンネルで公開した34本目のオリジナル楽曲「DEMONIC REIGN」についてご紹介します!この曲は、自作の歌詞AI音楽生成ツール(Suno AIではなく、Riffusion)を駆使して制作したスラッシュメタルナンバーです。AIを使った音楽制作のプロセスや、スラッシュメタルというジャンルについても詳しく解説していきます。

▼完成した楽曲「DEMONIC REIGN」はこちら!
DEMONIC REIGN – AI Generated Thrash Metal

DEMONIC REIGN – AI生成によるスラッシュメタル楽曲

今回挑戦したのは、80年代から90年代初頭にかけて全盛期を迎えた、スピード感あふれる攻撃的なメタル「スラッシュメタル」です。自作の歌詞の世界観を、AIの力を借りてどのように表現できるか試行錯誤しました。特にリフの質感や疾走感を重視して制作を進めました。

スラッシュメタルとは?歴史・特徴・代表バンドを解説

「スラッシュメタルって何?」という方のために、この魅力的なジャンルについて解説します。

スラッシュメタル(Thrash Metal)は、1980年代初頭に米国西海岸(特にサンフランシスコ・ベイエリア)を中心に誕生したヘヴィメタルのサブジャンルです。「Thrash」=「激しく打つ」という名の通り、非常にアグレッシブなサウンドが特徴です。

ルーツと影響

  • NWOBHM(ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィメタル):アイアン・メイデン、モーターヘッドなど
  • ハードコア・パンク:ブラック・フラッグ、ディスチャージ、デッド・ケネディーズなど

これらのジャンル、特にパンクの持つスピード感、攻撃性、反骨精神を取り込み、従来のヘヴィメタルをより速く、過激に進化させました。

音楽的な特徴

  • 高速なテンポと16ビートのドラム(ツーバス連打も多用)
  • 低音弦のパームミュートを多用したザクザク刻むギターリフ
  • 複雑な曲展開と転調
  • テクニカルで速弾きのギターソロ
  • シャウトやグロウルに近い咆哮系ボーカル

代表的なバンド(BIG4など)

  • メタリカ (Metallica)
  • メガデス (Megadeth)
  • アンスラックス (Anthrax)
  • スレイヤー (Slayer)

特にスレイヤーは、その中でも群を抜く過激さ、スピード、不協和音でスラッシュメタルをさらにエクストリームな領域へと押し上げました。1986年のアルバム「Reign in Blood」は、わずか29分に凝縮された暴力的なまでのスピードと攻撃性で、スラッシュメタルの金字塔として今なお語り継がれています。

派生ジャンル

  • クロスオーバー・スラッシュ: ハードコア・パンク色を強めたスタイル(D.R.I., S.O.D., Municipal Wasteなど)
  • 後のデスメタルブラックメタルへの影響も大きい。

日本のスラッシュメタルシーンの現状と課題

日本国内に目を向けると、80年代後半から90年代初頭にかけ、UNITED、AION、DOOM、SACRIFICE、OUTRAGE、ANTHEMといったバンドが活躍しました。特にUNITEDは日本のスラッシュメタルシーンの先駆者と言えるでしょう。余談、Xjapanも初期はスラッシュメタルです。

しかし、残念ながら現在の日本において、スラッシュメタルは一般的な音楽ジャンルとは言えません。その背景には、以下のような要因が考えられます。

  • 音楽性の過激さ: 一般リスナーには敷居が高い。
  • メディア露出の少なさ: テレビやラジオで取り上げられる機会が稀。
  • ライブハウス文化の変化: メタル専門の箱が減少傾向。
  • 若年層の嗜好の変化: EDM、ヒップホップ、K-POPなどへの関心。
  • アイドル文化との対極性: 音楽的にも視覚的にも相性が悪い。

それでも、LOUDNESS、ANTHEM、UNITED、OUTRAGE、SEX MACHINEGUNSといったベテラン勢は今も活動を続け、新世代バンドも登場しています。海外バンドの来日公演も根強い人気があり、コアなファン層は確実に存在しています。この「DEMONIC REIGN」が、ほんの少しだけでも何かのきっかけになったり…したらいいな?

スラッシュメタルの歌詞 DEMONIC REIGNに込めたメッセージ

スラッシュメタルの魅力はサウンドだけではありません。歌詞には社会風刺、戦争批判、政治腐敗への怒り、権力への抵抗といった強いメッセージが込められていることが多いです。これはハードコア・パンクから受け継いだ精神性とも言えます。

  • メタリカ「One」(戦争の悲劇)
  • メガデス「Peace Sells」(政治不信)
  • アンスラックス「Caught in a Mosh」(社会への反発)

などは、その代表例です。

今回の自作曲「DEMONIC REIGN」も、この伝統に倣い、「現代社会における権力の腐敗と、それに抗う」というテーマを設定しました。歌詞中の「Demonic forces take control / Breaking chains that bind our soul」(悪魔的な力が支配する / 魂を縛る鎖を断ち切れ)というフレーズには、抑圧からの解放というスラッシュメタルらしい反骨精神を込めています。

AI音楽制作秘話:Suno AIとRiffusionでのスラッシュメタル生成

さて、この楽曲「DEMONIC REIGN」の具体的なAI音楽制作プロセスについてお話しします。

当初、歌詞をもとにSuno AIで楽曲生成を試みました。Suno AIは多様なジャンルに対応できる非常に強力なツールですが、私が目指した「リフを主体とした、重厚で攻撃的なスラッシュメタル」のニュアンスを完全には再現しきれませんでした。スラッシュに関しては余計な色を付けすぎてしまう、という印象です。

そこで活用したのが、より楽器演奏、特にギターリフ生成に強みを持つとされる「Riffusion」です。このツールを試したところ、イメージに近いスラッシュメタル風のインストゥルメンタルトラックを生成することに成功しました。特に、スラッシュメタルの肝である「ザクザク刻むギターリフ」の再現度には満足です。

Riffusionは無料で利用できますが、生成物の商業利用に関する規約は明確ではありません。私のYouTubeチャンネルは現時点で収益化していないため、今回は個人の創作活動の一環として公開しています。(将来的に収益化を目指す場合は、利用規約を再確認する必要がありますね。)

制作上の工夫と課題

  • 歌詞はSlayerAngel Of Deathにならい、悪側の視点が唐突に入ります。
    これ、当時は専門家が理解できず、SLAYERはナチス肯定だと騒いだ事があります。
    (過激な曲をやっていても、SLAYERのボーカルは熱心なカトリックの信者(キリスト教徒)でもあるんですよ。)
  • サウンドの調整: AI生成の音源は、そのままでは迫力不足な場合もあります。今回はマスタリングで、音圧だけを上げています。スラッシュに余計な飾りは不要!

まとめ AIと共に創るスラッシュメタルの可能性

今回は、AI音楽生成ツール(Riffusion) を使って制作した自作スラッシュメタル楽曲「DEMONIC REIGN」 をご紹介しました。

日本では少しマイナーなジャンルかもしれませんが、その激しいサウンドと社会的なメッセージは、時代を超えて多くの人の心を掴む力を持っていると思います。あと、実は寝るときに最高です。寝落ち発生BGMです。

AI技術の発展により、専門的な知識や高価な機材がなくても、誰もがこうした音楽制作に挑戦できる時代になりました。今回の試みが、AIを使った新しい創作活動や、スラッシュメタルという音楽ジャンルに興味を持つきっかけとなれば幸いです。

宣伝が下手なくせに、とにかくマニアック路線が好きな自分には辟易しますが…。

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